突然の拒絶—再び訪れた絶望
彼と出会ってからは、会う頻度も連絡も自然と増え、お互いに惹かれ合う時間が続いていました。
しかしある日を境に、彼の態度が急に冷たくなります。
連絡はそっけなくなり、LINEは既読スルー。
会いに行っても避けられ、話し合おうとしても「仕事が忙しい」の一点張り。
毎日あった連絡がピタリと途絶え、私は一方的に拒絶されたのです。
「私、何かしたのだろうか…」
問いかけることさえできず、また一人に戻された私は、胸の奥で小さな亀裂が音を立てて広がっていくのを感じていました。
自暴自棄の日々
異性からの拒絶を経験したことのなかった私は、その突然の出来事に耐性がなく、驚くほど自分を見失っていきました。
「ただ、離婚して寂しかっただけ」
「彼じゃなくても大丈夫」
そう自分に言い聞かせながらも、彼への怒りや憎しみは消えずに心に残りました。
朝起きても何も手につかず、せっかく再開したライターの仕事も投げ出す日々。
ヤケクソ気味にマッチングアプリに登録し、無理に出会いを求めたり、夜は飲みに出かけては酒に溺れ、煙草も手放せなくなりました。
男友達と飲みに行っては、SNSで彼への当てつけのような投稿を繰り返すことも。
何をしてもモヤモヤは晴れず、
「どうせ私なんて誰にも必要とされない」
「本当に男の見る目がない」
と、自己肯定感はどんどん下がり、自己嫌悪から抜け出せなくなっていました。
スピリチュアルの目覚めの兆し
そんな自暴自棄な生活が続いたある朝、夢から目覚めた瞬間に、ふと頭に浮かんだ言葉がありました。
「ツインレイ」「サイレント期間」
意味もわからずスマホで調べてみると、そこにはまるで私の今の心境を映し出すかのような体験談が並んでいました。
「これ…私のことかもしれない」
半信半疑ながらも、彼がツインレイかもしれないという思いが心に芽生え始めます。
そしてその日を境に、不思議と心が穏やかになり、彼への怒りや憎しみが魔法のように薄れていきました。
ツインレイだと確信する出来事
その後も奇妙な現象が続きました。
時計や車のナンバーで「1111」「2222」などのエンジェルナンバーを頻繁に見かけるようになり、夢にも彼が度々現れるのです。
車内でランダムに流れる曲の歌詞には“God”“Spirit”“Jesus”といった言葉が含まれ、まるで励まされているかのように感じました。
そして、ある日1時11分に彼から着信がありました。
偶然とは思えない出来事の連続に、私の直感は確信へと変わりました。
彼はただの「好きな人」ではなく、私の魂の半分——ツインレイなのだと。
魂の試練の始まり
しかし、真実を知ったからといって状況がすぐに好転するわけではありません。
むしろ、そこからが本当の試練の始まりでした。
ツインレイであることを確信してから、私はスピリチュアルの学びを深め、日々実践を重ねるようになりました。
宇宙と繋がる体験も得て、自分の中の執着や依存と向き合う日々。
それらを超えなければ、彼との真の再会は訪れない——。
そう教えるかのように、宇宙は私を一人にしました。
この試練を乗り越えられるのか、それとも…
答えはまだ見えません。
けれど、今は確信しています。
これはただの恋愛の物語ではなく、魂の成長の物語なのだと。
🌙次回予告
ツインレイとの出会いが確信へと変わった私。しかし、それは“魂の試練”の始まりでもありました。
次回は、執着と依存に揺さぶられながらも、孤独と葛藤の中で自分の闇と向き合う日々についてお話しします。
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