離婚後の心の空白を埋める旅|インドがくれた“心の再生”【第2話】

魂の再生ストーリー2
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離婚後の心の空白を埋める旅|インドを選んだ理由

私には年子の姉が一人います。

義理の兄の海外赴任に伴い、姉は子ども2人を連れて、インドで暮らしていました。

最低限の日常生活が戻ってきた頃、姉からの一言が頭をよぎります。

「ご飯が食べれて、ちゃんと寝れるようになったら、インドに来たらいいよ。きっと人生観が変わるよ。」

これからどうやって生きていくのか、仕事はどうするのか、何も定まっていなかった私は、先が見えない自分の人生と向き合うため、**「インドに行きたい」**と強く感じました。

そう思った日には、もう航空券を予約していたのです。

そして私は、心の空白を埋めるための旅に出ました。

インドの人々と文化が教えてくれた「心の再生」

物質ではなく「心の豊かさ」に触れた瞬間

初めて訪れたインドは、まさにショックの連続でした。

  • 整備されていない道路とゴミの山
  • 濁った水が当たり前のトイレ
  • 煮沸されていない袋入りの牛乳
  • 今にも崩れそうな建物で暮らす人々
  • 何度も起きる停電
  • 破れた服で笑顔を見せる子どもたち

日本のような便利さや快適さは、ここにはありません。

けれど、インドの人々はなぜか生き生きとしていて、目が輝いていました。

「何も持たなくても、こんなに豊かに生きられるんだ…」

その光景を目の当たりにしたとき、

胸にずっとつかえていたものが、少しずつ溶けていくのを感じました。

目の前の「今」を生きる大切さ

インドの街には、**“今を生きる人”**があふれていました。

  • 今にも壊れそうな車やバイクで移動する人々
  • 裸足で走り回る子どもたち
  • 道端で談笑したり、静かに祈りを捧げる人々

過去や未来にとらわれず、目の前の瞬間を生きる姿

離婚後、後悔や不安に縛られていた私にとって、

この光景は胸を強く揺さぶる気づきとなりました。

インドの信仰心から学んだ“委ねる”生き方

インドの人々は、日常の中に自然と祈りがあります。

川に花を流す人、神に手を合わせる人…。

その姿は、人生を**「大いなる流れに委ねる」**ことを体現していました。

私はその姿を見て、心の中でこうつぶやきました。

「もう、全部抱え込まなくてもいい。

もっと力を抜いて、委ねてもいいんだ。」

この感覚は、心の再生の小さな一歩となり、

この先に待つ“本当の私を取り戻す試練”を乗り越える力に変わっていきます。

多様性の享受が教えてくれた“自由な生き方”

インドを旅して驚いたのは、多様性を受け入れる懐の深さでした。

街を歩くと、ヒンドゥー教、イスラム教、シク教、仏教、キリスト教…

さまざまな宗教や価値観が共存し、人々はそれぞれの祈りや生活を大切にしています。

しかし、そこには対立ではなく、自然な共存がありました。

違う服を着ていても、違う神を信じていても、

「それがあなたの生き方なら、それでいい」

そんな空気が街全体に流れていました。

離婚後の私は、他人の目や世間体を気にしてばかりで、

「こう生きなければならない」という思い込みに縛られていました。

でも、インドでの多様性に触れたとき、

「生き方はひとつじゃなくていい」

「私は私のままで生きていい」

心の奥がふっと軽くなる感覚がありました。

この気づきは、自己肯定感を取り戻す一歩につながったのです。

旅がくれた心の変化

インドで過ごした日々は、私にとって魂を洗う時間でした。

  • 幸せは外の環境や物質ではなく、心の中にあること
  • 過去や未来にとらわれず「今」にフォーカスすること
  • 他人と比較せず、私らしい人生を歩むこと

今までとは違う文化や人々に触れたことで、

人生観は大きく変わり、それまで下を向いていた顔を上げて、

少しずつ前を向けるようになったのです。

🌙 次回予告

次回は、インドの旅で得た気づきを日常に取り入れながら、自己肯定感を取り戻していくプロセスについてお話しします。

全話まとめて読みたい方はこちらから

【連載一覧】THE SPIRIT REBORN STORY〜魂の再生と覚醒へ  

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